院長の症例日記

足首の捻挫②

30代女性

【主訴】
夏のお祭りの時に、浴衣を着ていたので下駄を履いて歩いていた際に躓いて転倒し左足首を捻挫。
内出血や腫れは微かに確認できるが、酷くは無い。ただ歩行時につま先に体重を掛けると
足関節前方に痛みを感じ、関節が抜けそうな感覚がある。

【状態】
下駄の先が地面に引っ掛かってしまい、左足関節過度底屈状態になり、関節の前方から側方に
かけて損傷している。
背屈しても痛みはない。底屈させると痛みがあるので、正座ができない。

【施術】
患部に損傷組織の治癒、炎症の軽減、腫脹の軽減等を目的として超音波を当てた。
皮膚を触診するとやや熱感があったので、アイッシングをおこない、施術後は底屈を予防する為に
テーピングで動きを制限させた。

【結果】
受傷後約一ヶ月が経過し、歩行時の痛みは徐々に軽減しているが、底屈可動域が50%の回復に
止まっている。リハビリとして底背屈の運動も開始している。

【考察】
スニーカーを履いての歩行はほぼ問題ないが、ヒール(踵高約5㎝)を履いての歩行にはまだ不安が
あるのでできない。底屈になると関節が抜けそうになる感覚もまだ残っているので、常につま先を
やや背屈状態にしようとしてしまう。その為、前脛骨筋や長拇趾伸筋、長趾伸筋の張りが強い。
これらの張りが底屈を邪魔しているので、そこを緩めながら底屈の可動域の改善を目指す。